こんな疑問にお答えします。
実はわたしもハンドドリップコーヒーに最近目覚めました。
最近はテレワークも増え、おうちでも美味しいコーヒーを飲みたいなあ、と思っている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事を読んでいただければ最低限の道具でハンドドリップを始められますので、そんな方のコーヒーライフの最初の一歩になれば幸いです。
もくじ
ドリップコーヒーをいれるのに最低限必要なものは?
最低限必要なもの、ずばりこの3つ。たったこれだけです。
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- コーヒー粉
マグカップとお湯を沸かすもの(やかんやケトルなど)はご家庭にあるものでOK!
最低限必要なもの①:ドリッパー
コーヒーを抽出するための道具です。
プラスチック、陶器、金属、シリコンなど様々な材質のものがありますが、プラスチックのものが最も安価で数百円で手に入ります。ダイソーやセリアなど100円ショップでも売っているのでまずはお試しで始めてみたいという方にはおすすめです。
◆定番のメーカー
定番のものもご紹介しておきます。
・カリタ(Kalita) 102-ロト(ブラウン)
飴のような独特の風合いが素敵なドリッパー。
カリタのドリッパーは三つ穴、雑味がでる前に、美味しさだけをドリップするのが特徴なのだそう。陶器のドリッパーは保温性が高く、ドリップ中にお湯が冷めにくいメリットがあります。
・ハリオ V60耐熱ガラス透過ドリッパーオリーブウッド02
耐熱ガラスのドリッパーに天然木のホルダーがついたおしゃれなドリッパー 。
珈琲粉の層が深くなる「円すい形」を採用し、しっかり旨みを抽出。大きなひとつ穴なので、注湯の速度で素早く注げばスッキリと、ゆっくり注げばコク深く味が変えられます。
・メリタ アロマフィルター
うっすらと茶色がかった透明のドリッパー。これもおしゃれなんですよね〜。
いれたい杯数分のメモリまで一度にお湯を注ぐのがメリタ式。誰でも簡単に美味しいコーヒーをいれられます。
◆わたしはこれを買いました
3つの定番ドリッパーをご紹介させていただきましたが、ここでわたしが購入したものもご紹介します。
色々調べる前に衝動で買ってしまったので、全然違うものなんですがとても気に入ってます。
・カルディ すわり心地がとてもイイ コーヒードリッパー
コーヒーと輸入食品のワンダーランド「カルディコーヒーファーム」にて購入しました。
高級感のある多治見の陶磁器製のドリッパー。カリタのドリッパーに少し似ているのかなぁと思います。
このドリッパーのお気に入りポイントは、お湯を注ぎながらマグカップの中が確認できるところ!
わたしは1杯分をいれることがほとんどなのでマグカップに直接セットするのですが、陶器のドリッパーの場合は中が見えないのでどのくらい抽出できているかドリッパーを持ち上げて確認する必要があるんですね。
そんな陶器の弱点を補ってくれるので重宝しています。
最低限必要なもの②:ペーパーフィルター
コーヒー粉を抽出するための濾紙です。
紙素材のペーパーフィルター以外にも、布素材のネルフィルター、金属素材のステンレスフィルターなどがありますが、ペーパーフィルターが最もポピュラーで始めやすいかと思います。
100円ショップでも手に入るのでお値段的にも◎!使い捨てなので面倒なお手入れなどもありません。
円錐と台形のものがあるので、ドリッパーの形に合わせて選んでくださいね!
最低限必要なもの③:コーヒー粉
お店で購入する際に「豆」か「粉」を選ぶことができ、「粉」をオーダーすると大抵その場で豆を挽いていただけます。
豆の状態で購入して1杯ごとにミルで挽いてコーヒーをいれるとより美味しくいただけますが、まずはお手軽さ重視ということでコーヒー粉をご紹介させていただきました。
コーヒー粉の相場は100gあたり400〜600円程度なので、ここまでご紹介したドリッパー、ペーパーフィルターの最低価格と合わせると1,000円以下でコーヒーライフが始められますよ。
最低限の3アイテムでコーヒーをいれてみよう!
コーヒーをいれる手順を簡単にご説明いたします。
step
1ペーパーフィルター をドリッパーにセット
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2コーヒー粉をいれる
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3お湯を注ぐ
とっても簡単3ステップです。
ちょっとしたポイントも一緒にご紹介しますね。
STEP1:ペーパーフィルター をドリッパーにセット
ペーパーフィルターは折ってからセットすることで、しっかりとドリッパーに密着して美味しいコーヒーに仕上がります。
STEP2:コーヒー粉をいれる
コーヒー粉をペーパーフィルターの中に入れたら少し左右に振って粉を平らにするのがポイントです。
コーヒー粉の目安は、
- コーヒーカップ1杯分(約120ml)=10g
- マグカップ1杯分(約240ml)=18g
メジャースプーンがなくて10gを量るのが面倒な場合はティースプーン山盛り3杯で約10gと覚えておくと良いですよ。
あくまで目安となりますので、いろんなパターンを試して自分のお好みの量を見つけてみてくださいね。
STEP3:お湯を注ぐ
このSTEPではいくつかポイントがあります!
◆ポイント1:マグカップを温める
ドリッパーにお湯を注ぐ前に、まずはマグカップを温めます。マグカップにそのままお湯を注いで数秒待ってから中のお湯を捨てれば温め完了です。
実はこのひと手間が結構大事で、最初からコーヒーの抽出を始めてしまうと出来上がる頃にはコーヒーが冷めてしまうんですね。はじめにマグカップを温めることで、美味しい温度を保つことができますよ。
そのためお湯はマグカップ2杯分沸かすのがベストです。
◆ポイント2:コーヒー粉を蒸らす
マグカップを温めたら上にドリッパーを置いて、まずはコーヒー粉全体が湿る程度の少量のお湯を注いで20秒ほど待ちましょう。
この工程を「蒸らし」といいます。コーヒー粉を蒸らすことで粉に均等にお湯を行き渡らせて、コーヒーの味を引き出しやすくする効果があります。
◆ポイント3:渦巻きを描くようにお湯を注ぐ
蒸らしが終わったらいざお湯を注いでいきます。
お湯の注ぎ方はよく「”の”の字をかく」という風に表現されますが、頭の固すぎるわたしは「”の”のあとは○でいいのかな…?」としばらく悩んでしまいました。簡単にいうと、粉の真ん中から外側に渦巻きを描くようにして、一番外側まできたら次は内側に向かって渦巻きを描いていく。真ん中に戻ってきたらお湯が落ちるまで待つ。これを繰り返していくイメージです。
+@であったらいいもの
ここまで最小限の道具で美味しいコーヒーをいれる方法をご紹介しました。
ここからは、あると便利な道具や1ランク上のコーヒーを楽しみたい方のための+@の道具をご紹介していきます。
+@であったらいいもの①:コーヒーポット(ドリップカップ、ドリップポット、ドリップケトル)
注ぎ口の先が細くなったドリップ専用のケトルです。
これを使うことで格段にお湯のコントロールがしやすくなります。
わたしも最初はヤカンでハンドドリップしていたのですが、いい感じの湯量で注ぐのに結構テクニックが必要でした。コーヒーポットを買ったら簡単に細く適量のお湯を注ぐことができストレスフリーになりましたよ。
コーヒーポットは、お湯を沸かせるものとそうでないものがあります。
お湯を沸かせるものは、直火(コンロ)、IH、電気など様々です。お湯を沸かせないものの場合は、やかんなどで沸かしたお湯を移し替えてコーヒーを注ぐだけのものになります。
◆わたしはこれを買いました
お湯を沸かす機能はないので、やかんでお湯を沸かして移し替えてドリップをしています。やはりお湯を沸かせるものだとある程度お値段が張るので様子見でこちらを買ったのですがとても気に入っています。
お気に入りポイントは、
- 場所を取らない小さめサイズ
- 移し替えることで程よい温度になる(気がする)
- フッ素加工付きで水切れが良い
このお値段でこのクオリティは間違いなくお値段以上と言えるでしょう。
+@であったらいいもの②:メジャースプーン
メジャースプーンは大体コーヒー1杯分の大きさになっているので、あると便利です。
わたしは特にこだわりなかったので100円ショップで買いました。10gと12gのところにメモリがあるのと、持ち手がひっかけられるようになっているので気に入っています。
+@であったらいいもの③:コーヒーサーバー
大人数でコーヒーを楽しみたいときや1日分のコーヒーをまとめていれたいときなどは、コーヒーサーバーがあると便利です。
保温性のあるステンレス製のものや、電子レンジでの温め直しが可能なガラス製などがあり、いつでもいれたてのコーヒーを楽しむことができます。
+@であったらいいもの④:コーヒーミル
挽きたてのコーヒーを楽しむために欠かせないアイテム、コーヒーミル。
挽いてる感を存分に味わえる手動式の手挽きミル、短い時間で簡単に豆が挽ける自動式の電動ミルがありますので、それぞれご自身のライフスタイルに合ったミルを使うと良いかと思います。
時間に余裕のある生活ってとても憧れるのですが、なんだかんだ朝はバタバタしてしまうので、豆と粉を常備して使い分けるのもいいかもしれないです。
◆わたしはこれを買いました
ハリオのコーヒーミル・セラミックスリム
カズマックスさんという方がYoutubeで紹介されていて、絶対的信頼感のもと購入しました!
他ものと使い比べたことがないのであまり有益なコメントはできませんが、やっぱり豆から挽いたコーヒーは美味しい。これだけは自信を持って言えます。
ぜひ、もう少しコーヒーの深みにハマりたいと思ったらコーヒーミルも手に入れてみてください。
ハンドドリップコーヒーを始めよう。最低限必要な道具は3つだけ!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
ハンドドリップを始めてみたいけど、難しそう、何が必要かわからない、お金がかかりそう・・・など最初の一歩が踏み出せなかった方の助けになれば幸いです。
わたしもまだハンドドリップを始めたばかりですが、美味しいコーヒーを自分の手で丁寧にいれることでほんの少しだけ生活が豊かになったような気がします。これからどんどん深みにはまっていきそうです。
皆さんもぜひ試してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。